Mapping に代わるネットワークリソースの永続化機能 ― 通常版の Chrome DevTools のローカルオーバーライドを使用可能にする

Chrome Canary のアップグレードを忠実になぞる通常版 Google Chrome。

タイトルを以前の記事【Mapping に代わるネットワークリソースの永続化機能 ― Chrome Canary DevTools のローカルオーバーライドを使用可能にする】(参考記事)とほぼ同じにしたのには、もちろんそれなりの理由がある。
今この記事を書いている時点(2018年 2月28日)で、通常版(ノーマル) Chrome DevTools が参考記事を書いた時と同じ状態になっていることが分かったからだ。

注意:(2018/03/09)

今日確認したところ、通常版の Chrome のバージョン 65 ではローカルオーバライドを使用可能にするために、特別な設定を実行する必要はなくなったことが分かった。つまり、この記事の内容はすべて昔話になったということだ。
Chrome Canary の時はかなり時間がかかったが、今回はかなり素早くアップグレードを完了したようだ。

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Windows10 が再起動できない ― ここぞ!という場面で失敗したシステムイメージの復元

周到に準備してきた回復用バックアップが、ミスとエラーで台無しになった件・・・

何が起きたのか:

1月22日のこと、local host 上で WordPress のプラットフォームとして運用している xampp を再インストールした後、Windows 10 が再起動できなくなるという不具合が発生した。

そこで事前に準備してあった幾つかの回復手順を実行したのだが、起死回生の一手のはずの Windows のシステムイメージの復元がエラーコードで終了するという、少なからずショッキングな出来事を経験した。

システムイメージからの復元を選択したのは、【システムの復元】で直近の復元ポイントまでシステムを回復した後でも Windows 10 の再起動は失敗するという状況が改善できなかったからだ。回復時の再起動は通るが、スタート>電源 > 再起動を選択するともう駄目なのだ。これは何度試行しても同じ結果になった。…このページを読む

Chrome Canary DevTools の Local Overrides(ローカルオーバーライド)機能を活用する

JavaScript や CSS の初心者こそ Google Chrome Canary の DevTools を使うべきだ・・・!

始めに:

12月に入ってから、Chrome Canary DevTools の  Local Overrides(ローカルオーバーライド)の仕様変更とノーマル版 Chrome の Mapping(マッピング)の廃止という、それなりの頻度で DevTools を使っている私にとってあまり有難くないイベントのコンボが発生した。

この記事では、マッピングに代わる Chrome Canary DevTools の新しい機能ローカルオーバーライドについて、具体的な応用例を交えて説明するが、この機能を利用するためには、Chrome Canary と DevTools の両方で幾つかの項目を設定することが必要になった。両方で ―― ということは、Chrome Canary のインストールが必須になったということだ。

そのあたりの事情と設定については、前回の記事【Mapping に代わるネットワークリソースの永続化機能 ― Chrome Canary DevTools の Local Overrides を使用可能にする】にまとめておいたので、そんなの知らなかったというあなたは、そちらを先に読んで頂きたい。

それと、この記事の説明とテストが WordPressサイト上の実例・応用例になっているのは、私が WordPress ウェブサイトしか持っていないからだ。なので、以下の説明は WordPress 以外のプラットフォームでは実情と合わない可能性があるが、たいていのことはひと工夫すれば何とかなる。…このページを読む

Mapping に代わるネットワークリソースの永続化機能 ― Chrome Canary DevTools のローカルオーバーライドを使用可能にする

なにも年末に色々変えなくたっていいのに・・・とボヤいてみたくなるハナシ。

注意 !!

今日(2018年 1月20日) 確認したところ、Sources パネルに Local Overrides タブがデフォルトで表示されるようになっている。
なので、以下の内容はすべて昔話になった。ただし Chrome Canary では思いがけないことが結構頻繁(ひんぱん)に起きるので、油断はできない。

11月 7日付けの前回の記事で、Chrome Canary DevTools の新機能 Local Overrides(ローカルオーバーライド)を紹介したが、12月 5日付けの注意事項として、その新機能が使えなくなっていることを追加報告した(※)

その時点では ノーマル版の Chrome の Mapping(マッピング)が使用できていたが、今日(12月27日)チェックしてみると、Chrome Ver 63.0.3239.108 では既にそれも使用不可になっていた。マッピングの舞台となる Workspace は Network タブから Filesystem タブに移動し、マッピング自体はすべて無効になった。この状況はバグレポート 774823 で報告した内容とまったく同じだ。

つまり従来のマッピングを活用していた人は、今後は  local host 上に開発用ウェブサイトを構築して Filesystem タブを利用するか、または Chrome Canary DevTools のローカルオーバーライド機能が利用可能になるのを待つかの、二者択一を迫られることになったということだ。…このページを読む

Google Chrome Canary の DevTools に JavaScript が簡単にデバッグできるローカルオーバーライド機能(Local Overrides)が追加された

Google Chrome Canary の DevTools バグレポートを提出したら大きなボーナスが・・・!

 

始めに:

追記:(2017/12/28)

ここで紹介する Local Overrides をめぐる状況は 12月に入ってから色々と変わっている。概略は「Mapping に代わるネットワークリソースの永続化機能」を参考にして頂きたい。

この記事は前回の続きだ。

ただし引く継ぐのはバグレポートの件で、ここでは chromium のコメンテータから代替案として示された Google Chrome Canary(Chrome Canary)の DevTools の Local Overrides(ローカルオーバーライド)機能について説明する。

バグレポートで「今まで使っていたマッピングが使えなくなった」ということを報告した訳だが ―― バグとしては認められたようだ ―― それを提出しなかったら、 ローカルオーバーライドの使い方を独力で突き止めるのに、もっと長い時間がかかっただろう。

それどころか、まともに取り組まなかった可能性すらある(注1)。ちょと文法的にアレな英文レポートを一個提出しただけなのに、その見返りは思っていた以上に価値のあるものになった。…このページを読む

ある日突然英語でレポートを書くはめに・・・サビついた英作文技法をリフレッシュする【Chrome 翻訳】

Google Chrome Canary のバグレポートを提出したのが始まり・・・。

 

はじめに:

まず最初にこの図を見て頂きたい。

Chrome Canary 【検証】 の Workspace 設定画面

これは久しぶりに Chrome Canary で local host 上のサイトの JavaScript を編集しようとした時に、Chrome のデベロッパーツール【検証】 の Workspace 設定画面に表示された内容だ。10月 14日のことだ。

赤枠で囲っているのがバグレポート記入画面のリンクで、これが「ある日突然英語でレポートを書くはめに」なった事態のスタートボタンだ。…このページを読む

dynabook T552/58GKD の過熱保護機能が作動したので、CPU 冷却ファンを掃除したら効果てきめんだった

観測史上例のない酷暑が続いた 7 月の出来事・・・。

 

始めに:

TV ニュースで「観測史上例がない」と言っていた酷暑が続いた、 7 月初めのある日の真夜中の話だ。

その頃取り組んでいた課題の解決にめどが立ったので、あとは軽くマージャンゲームをやってから寝てしまおう ―― とゲームを起動して一打目を打った瞬間、パチンという音とともに dynabook T552/58GKD(Dynabook) の液晶画面が真っ暗になってしまった。

そこから数秒間・・・「修理代はいくらかかる?」とか「買い換えなら中古もアリか」とかいう考えが頭の中を駆け巡ったが、10 秒ほど経ったとき「あっ!サーマルか」という言葉が頭に浮かんだ。…このページを読む

Twenty Fourteen の子テーマ作成例【右サイドバー仕様の 2 カラムレイアウト】- CSS、functions.php および java script 編

レイアウトのチューニングは時間がかかる。でも見た目のインパクトは小さくて少し悲しい・・・。

前回は、WordPress のテーマ Twenty Fourteen の子クラス Twenty Fourteen Child(2014 Child)の作成例のうち、レイアウトの概要とテンプレートについて説明した。今回は functions.php や CSS などのコード類について説明する。今回の作成例が一つのテストということもあって、CSS 以外のコードはあえて複雑にしている部分があるので、その点をあらかじめ頭の片隅に入れておいて頂きたい。…このページを読む

Twenty Fourteen の子テーマ作成例【右サイドバー仕様の 2 カラムレイアウト】- サンプルとテンプレート編

Twenty Fourteen の full-width.php と single.php を少し書き換えて、Twenty Sixteen 固定ページ風の 2 カラムレイアウトを実現する。

始めに:

今回は 、WordPress のテーマ Twenty Fourteen のテンプレートを少し書き換えて、同じ WordPress のテーマ Twenty Sixteen 風の 2 カラムレイアウトを実装した子クラス、Twenty Fourteen Child(以下「2014 Child」)の作成例を報告する。

2014 Child では、新規に作成したファイルと部分的に改編したファイルが合計 8 本あるので、説明はある程度まとめてやってしまうつもりでいる。代わりにダウンロード可能なサンプルを用意したので、不足分はそれを参考にして頂きたい。サンプルは【3)ファイル構成とレイアウトの実例】に置いてある。…このページを読む

WordPress ― プラグインの組み合わせでプレビューができなくなった件

高機能なプラグインは気難しい?・・・Jonradio Multiple Themes と Crayon Syntax Highlighter の仲を取り持つのは不可能だ。

一年以上休んでいたブログを再開したら、早々に幾つかのトラブルに見舞われることになった。そのひとつ目、Chrome のデベロッパーツール【検証】の CSS のマッピングの件は、どうやら前々回の方法で解決したんじゃないかと思っている。

表題の件はその記事を書いている途中で気が付いたことだ。

気が付いたこと:

WordPress のプラグイン Jonradio Multiple Themes を有効にした状態で Crayon Syntax Highlighter を使用すると、その投稿 ―― または固定ページのプレビューができなくなる

最初は Syntax Highlighter が唯一の原因と思い、他のコード表示用プラグインを二つほど試してみたが、これが帯に短しなんとやらで中々満足できるものが見つからない。…このページを読む

年をとっても出来ることはある・・・例えばDTMだって!