タスクバーのスピーカーアイコンが反応しない ― 音量調節機能を Windows アプリ EarTrumpet に差し替えて解決

えらく不安定な Windows 10 の音量調節機能! サウンドドライバー RealTek High Definition Audio が悪い・・・という訳ではなかったようだ。

はじめに:

6月 8日に Windows 10(Win 10)の機能更新プログラム、バージョン 1803 が適用されてから数日後、幾つかの累積的な更新が実行された後だと思うが、タスクバーのスピーカーアイコンが左右どちらのマウスクリックに対しても無反応になった。

アイコン自体が表示されない、または左クリックに反応しないというのはこれまで何度も経験したが、右クリックがアウト・・・というのは今回が初めてだ。

そこで、Win 10 が最新バージョンになったので、サウンドドライバーも最新のバージョンにする必要があるのだろうと考えて RealTek HD Audio の最新版(※)をインストールしたが、問題は解決しなかった。

それならば、試しにサウンドドライバーを他のものに変更してみようか・・・ということで RealTek 以外の物を探し始めた時に偶然見つけたのが、Windows アプリの EarTrumpet だ。

  • ※ 最初に張っていたリンクはどうやら無効になったようだ。この記事の末尾を参考にして頂きたい(2019/7/29 追記)

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1. Windows 10 の音量調節機能を EarTrumpet に差し替える(目次へ戻る)

サウンドドライバーを探すのを止めて EarTrumpet を試してみる気になったのは、GitHub のプロジェクトの説明で使用例の画像を見ることができたからだ。

見た瞬間、ああなるほどそういうことか・・・と納得できるものがあった。
何に納得したのかということについては【特徴】のところで少し言及している。

1)インストール

Microsoft Store でアプリを入手する。
インストールは Microsoft Store がやってくれるので、面倒なことは何もない。
インストールが完了すると、デフォルトのスピーカーアイコンと同じイメージのアイコンがタスクトレイに常駐する。

Windows アプリ EarTrumpet 入手先:

Microsoft Store: EarTrumpet

Microsoft Visual Studio 対応ソースコード:

ユーザーインターフェイスの動画と C# で書かれたソースコードなどを、GitHubで見ることができる。ソリューション一式をダウンロードすれば、Visual Studio で実行ファイルをビルドできるだろう。私はざっと目を通しただけだ。

GitHub:File-New-Project / EarTrumpet

2)EarTrumpet アイコンの位置変更とデフォルトスピーカーアイコンの削除
デフォルトのスピーカーアイコンを削除する:
  • タスクバーを右クリックして【タスクバーの設定】を表示する。
  • 少しスクロールアップして【通知領域 >システムアイコンのオン / オフの切り替え】を選択する。
  • 【音量】のスイッチをオフに設定する。

タスクバーの設定初期画面

音量アイコンの設定
EarTrumpet アイコンの表示位置を変更する:

次の手順を実行して、タスクトレイに配置された EarTrumpet のアイコンをタスクバーに配置しなおす。タスクトレイからタスクバーへドラッグ &ドロップして変更するのでも OK だ。

  • 【タスクバーの設定】画面左上の ← アイコンを押して初期画面に戻る。
  • 少しスクロールアップして【通知領域 >タスクバーに表示するアイコンを選択します】を選択する。
  • 【EarTrumpet 】のスイッチをオンに設定する。

EarTrumpet アイコンの設定
音量調節画面とメニュー:
  • 音量調節画面

EarTrumpet はアプリケーションごとの音量調節ができる Windows アプリだ。
例えばウェブブラウザで動画を再生していて、途中で DAW で何か再生した場合、EarTrumpet の音量調節画面は次の様な感じになる。
上のグレーの部分はマスターボリュームで、下の白い部分にはブラウザや DAW に固有のアイコンが表示される。図は Chrome と Steinberg の Cubase LE5 の例だ。


音量調節画面
  • メニュー画面

スピーカーアイコンを右クリックすると、下の図のようなメニュー画面が表示される。重要な項目はデフォルトのものを引き継いでいることが分かるだろう。


メニュー画面

3)特徴

使い方の説明は不要だと思うので、特徴について少し説明する。
面白いのはスライドボリュームがレベルインジケータを兼ねている点だ。音を鳴らしたくない時は上の音量調節画面の図のようにチャンネルをミュートするのだが、インジケータそのものは止まらず動き続ける。また、音量設定はアプリケーションごとの値が保存される

DAW などの Windows アプリケーションは、起動後に何か音響データを再生した時に初めてアイコンが表示される。ただしこれは初回だけのことで、次回からはアプリケーションを起動するだけでアイコンが表示される。

私は GitHub で音量調節画面のアニメを見て、今回の問題の原因はサウンドドライバー RealTek HD Audio 側にではなく、ボリュームコントロールやメニューなどのユーザーインターフェイス(UI)を表示する仕組み ―― つまり、サウンドドライバーを操作する Windows のプログラム側にあることに気が付いた。
それまでは、UI も RealTek HD Audio が提供していると思っていたのだ。

追記:2019/07/24

何日か前のことだが、二日連続で EarTrumpet のアイコンが表示されないことがあった。両方ともスリープを解除した時にノートンインターネットセキュリティのメイン画面が起動されていたので、これのアップデートと何かしら関連があるんじゃないかと疑っている。

タスクバーの設定自体は何も変わっていなかったので、タスクマネージャーでエクスプローラーの【再開】を試みたが、これはうまく行かなかった。どうやら表示上のトラブルというのではなく、EarTrumpet が終了処理されてしまったらしい。

その時はデフォルトの音量調節機能を有効にして切り抜けたが、あとで調べてみたらスタートメニューに EarTrumpet が登録されていることが分かったので、今度同じことが起きたらそれで起動してみようと思っている。

2. EarTrumpet を使わない場合の対症療法 ー エクスプローラーの【再開】とクイックスタートのキャンセル(目次へ戻る)

余計なアプリは使いたくないというのならば、タスクマネージャーを使ってスピーカーアイコンを活性化するという方法がある。
やり方は次の通りだ。この方法は、タスクバーにアイコンが表示されない、というケースでも有効だ。私はずっとこのやり方でお茶を濁してきた。

  • タスクバー右クリック > タスクマネージャー 選択か、または CTRL + SHIFT + ESC ショートカットでタスクマネージャーを起動する。
  • プロセスタブ上でリストをスクロールアップして、Windows プロセス > エクスプローラーを選択する。
  • 右下の【再開】ボタンをクリックする。

タスクマネージャー

あと、SHIFT キーを押しながら電源をシャットダウンして次回のクイックスタートをキャンセルしてしまう、というやり方もある。もちろん、最初から Windows のクイックスタートを無効にしてしまう、というのでも OK だ。

おわりに:

EarTrumpet は、音量を頻繁に調節する人や再生 / 録音デバイスを頻繁に切り替えて使う人には便利なアプリだ。推奨する。

Realtek HD Audio ダウンロード参考サイトの追加:(2019/07/29 追記)

この記事を書いた時点で挙げていた RealTek HD Audio のダウンロード先は、どうやら無効になったようだ。直接のダウンロード先ではないが、とても参考になるサイトを見つけたのでリンクを挙げておく。

ソフサイト: Realtek HD Audio ドライバ 6.0.8761.1 WHQL

ダウンロードリンクには HD Audio という名前が含まれていないので、どれをダウンロードするかは、参考サイトの本文をよく読んでから決めるのが良いだろう。

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