VST プラグイン TX16Wx の音量設定 ― Velocity など・・・

TX16Wx  の  Expression  の設定が不可解だ!

 

MIDI データの個々のノートの音量は  Velocity(ベロシティ)  の値で決まる。
私は  sfz  sample player   などと同様に、TX16Wx  も各ノートのベロシティに従って音量を調節しているものと思い込んでいた。

ところが  TX16Wx  のデフォルト設定では、ベロシティの値が音量に反映されない・・・と言うか、ベロシティに対する感度そのものが設定されていない。
Control Change(CC)  やピッチベンドなどと同様に、ベロシティも  Mod Table  で明示的に設定して有効化しなければならないのだ。

私がそのことに気が付いたのは、恥ずかしながらかなり最近のことだ(※)
なんでそういう仕様にしたのかは分からないが、今回のテストではもっとワケの分からない仕様になっている設定を見つけたので、このくらいはかわいいもんだ、ということにしておこう。

スポンサーリンク

 

Mod Table  の設定項目と設定値:

下に  Mod Table Tab 3  に追加した項目と設定値を載(の)せる。
これと同じテーブルは「技術関連のメモ帳」の「VST プラグイン TX16Wx の使い方――ピッチベンド(Pitch Bend)の設定・他」(参照ページ)にも載せている。

MIDI 設定項目 source dest amount 使用状況
音量(Velocity Vel AEG Amp* +1.00
音量(Main Volume) Main Volume Volume + 1.00
音量(Expression) Expression AEG Amp – 1.00 ×

Mod Table Tab 3
 

おかしな設定値:

Expression(CC11:エクスプレッション)の amount  がマイナス値になっていることに注意してほしい。

Domino などの MIDI シーケンサーで設定した CC 11  の値では、音量調節の効果がまったく逆になってしまう――つまり クレッシェンドがデクレッシェンドになり、最大音量のつもりが完全消音になってしまうということだ。
ふざけてる訳じゃない。これ等にプラス値を設定すると音量がまったく変化しないのだ。

検索してみると、この件について色々実験した人を見つけたので下にリンクを載せておく。海外のフォーラムの記事だが、親切にも図を載せてくれているので、それをみれば何をやっているのかということが分かるだろう。

参考サイト:TX16Wx amd Expression (CC#11)

参考になるのは最後の DarkStar の回答だ(Thanks  DarkStar !)。
彼は「AEG Amp  に対する  CC  の設定値が大きくなると音量は逆に小さくなる。それは少々直観に反するものだ」と言っている。私は少々どころではないと思う。

追記:2019年 8月18日

参考サイトのリンクを変更した。この中の DarkStar のコメントに Reaper の JSFX のファイルが添付されているが、Reaper v0.999 の方のバージョンが古すぎて、残念ながら使用することができなかった。

旧バージョンの JSFX に、現行バージョンの midirecv 関数と midisend 関数に相当するコマンドがあれば改造可能かとも思うが、この問題は未だに解決できていない。

追記:2020年 3月12日

ようやくこの問題に自分なりの決着をつけることができた。
とりあえず Mod table の設定値だけは載せておくが、Expression をシャープに効かせたいならばこれだけでは不十分だ。詳しいことは VST 関連のメモ帳【VST プラグイン TX16Wx の使い方 ― Version 2 におけるエクスプレッション(Expression:CC11)設定の問題点を解決する】を参考にして頂きたい。

MIDI 設定項目 source dest amount
Velocity Vel AEG Amp 1.00
AEG AEG Volume 0
Via Midi CC011 1.00

Mod Table 3 の新しい設定値

Expression が使えるようになったので、私は今は Main Volume の設定は使っていない。設定してはダメだ・・・ということはない。

サンプル音源:

ピッチベンド、プログラムチェンジ、ベロシティ調整などを使ったサンプル音源を載せる。

いつもの Slap Bass・・・ちょっと違うかな?

いつもの  Slap Bass  をちょっと変えたものだ。要点は次の通り。

  • ピッチベンドはベースだけ。
  • プログラムチェンジもベースだけ。E1 から  E2、A1 から  A2 などのオクターブ上を別のプログラムにチェンジしてプラッキング(いわゆる「プル」)の少し暴(あば)れた効果を得ている。音源は自作の  TX16Wx   プログラム。
  • ベロシティはドラムスだけ。スネアの音量がやたら大きかったのを小さく、バスドラムの音量が小さかったのを大きくしてある。あとスネアに少し強弱を付けてみた。
  • ^   私は加齢とアレルギー性鼻炎の後遺症のせいで聴力がかなり衰えている。
    ただ衰えているだけならば問題がシンプルなのだが、鼻の調子によって「今聞こえていた音がもう聞こえない」とか、その逆に突然聞こえが良くなったりとか、要するに聴力がコロコロ変わってしまうという問題を抱えている。ベロシティの変化より、こっちの変化の影響の方がずっと大きかったという事だ。
スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です