昨年 12 月 8 日の記事「ハードディスク・・・アクティブな時間が 100% ってなんだ?」の最後の方に「ハードの故障やウィルス侵入などの事故があったという事でもないのに・・・」と書いたが、この点については私が間違っていたことが分かった。
1 月 3 日。Dynabook を使用している最中にいきなり chkdsk が起動して、システムドライブの自動修復を実行し始めた。
これにはビックリした。画面が数分間真っ黒けになり AC 電源動作インジケーターも消えてしまって、まるでひとりでにシャットダウンしたような状態だった。
非常にイヤな予感がしたので、長男の外付け HDD を借りて USB メモリに収まり切らなかったデータをバックアップしたのが 1 月 4 日のこと。
この時点ではまだ起動できたし、DTM 関連の作業もできた。
1 月 5 日。急いで買ってきた新しい外付け HDD にバックアップを取り直す。時間はかかったがエラーなしで完了してくれた。これは運が良かったと思う。
しかしシステムのディスクイメージの保存は失敗・・・これで「ディスクだな」というあきらめの気持ちが頭をよぎる。
1 月 6 日。とうとう起動不可能になるところまで状況が悪化した。
Windows の修復ディスクや Dynabook のリカバリーディスクセットは作成してあったので、購入時の状態に戻して様子見ができればとりあえず御(おん)の字だという気持ちで作業を開始する。このあたり、まだ「ハードウエアの故障」と認めたくない気持ちが少し残っている・・・。
しかしこれがまったくうまく行かない。
「リカバリーメディアから PC の起動ができない」とか「マニュアルに書かれている救済手段が途中で止まる」とか「システムドライブの初期化(今の場合ディスクのフォーマット)すらできない」とかいう具合で、状況は完全に手詰まりとなった。
サポートデスクに「何かほかにできることはないか」と問い合わせたところ「HDD 本体または周辺部品の故障と思われるので、修理に出して下さい」いうことで、とうとうハードウエアの故障ということに決定してしまった。
それで結局修理に出すことになったのだが、リカバリーメディアから起動できなかったのは非常に解(げ)せない点なので、PC が戻ってきたらもう一度実験してみようと思う。
でもあれか・・・I/O の物理的インターフェイスの故障ならば、そういうこともあり得るか?でもそれだと「何もかも全滅」ということになりそうだし・・・やっぱり HDD なのかなー。
もし HDD のトラブルということだと、今にして思えばこんなことがあったという――例えば「ブルースのような曲を作ってみた(その3)」の中で報告した HALionOne のハングアップの件のように思い当たるフシが幾つかあるので、そのうち少し書いてみようと思う。
それにしても、事前に我が家の大蔵大臣から外付け HDD 購入のお許しを得ておいたのは正解だった。
外付け HDD 一台くらい持っていて当たり前でしょ?・・・などと言うなかれ。年金生活者にとっては外付け HDD 一台買うのも大事業なのだ。
しかも今記事を書いているこの PC(Dell Inspiron 530S)のメモリー増設にお金をかけたばかり、という事情もあったし・・・。