先日、音源関係の記事を書いている時に突然 PC がハングアップした。
ハングアップの起きた前日に Norton Internet Sequrity(NIS) のアップデートと完全スキャンをマニュアルで実行している。
これが不幸中の幸いだったのか、それとも不具合を招くトリガーになったのかということは、多分誰にも分からないだろう。スキャンできたのはまず間違いなく「幸い」だ。しかしアップデートは「?」だと私は思っている。
不具合の状況と対策は次のとおり。
PC: Dynabook T552/58GKD
OS: Windows 8.1
現象:
ハードディスクの読み書き(R/W)がゼロか、または極めて少ないにもかかわらず、ディスク活動のプロセスにおける『アクティブな時間』が 100% になり、それが数時間続く。
※確認最高値 4 時間:その後パワー SW でシャットダウン。
原因と対策:
原因は解明できていない。
Norton Internet Sequrity(NIS)をアンインストールして Windows Defender と Windows ファイヤーウォールを使用することで現象の発生を回避している。
実際に試したが効果のなかった対策は次のとおり。
効果なしの対策をリストアップしても無意味かも知れないが、参考にさせて頂いたサイトのほとんどはこの中の一つ、または幾つかの対策で効果があったと報告しているので、ここでも参考として挙げる価値はあると思う。
でも、一時的に改善したが後日再発したという報告もあるので、結局は悪さをしているタスク/プロセスの正体をつかまないうちは何をやってもちっとも安心できない、ということになるんだろうね・・・。
- Windows 8/8.1 に関する対策:
以下のサービス/スタートアップ等を無効化・停止した。
- Superfetch
- Peer Name Resolution Protocol
- Peer Networking Grouping
- Peer Networking Identity Manager
- インターネット プロトコル バージョン 6 (IPv6)
- Link-Layer Topology Discovery Mapper I/O Driver
- Link-Layer Topology Discovery Responder
- Apple Push
- iTunesHelper
- 東芝の幾つかのスタートアップ
- エプソンの幾つかのスタートアップ
- NIS に関する対策:
- NIS のアンインストールと再インストール、および各種設定の変更。
- アイドルタイムスキャンの停止。
- NIS のアンインストール(最終対策)。
NIS の対策が少ないように見えるが、アイドルタイムスキャンの実行を前提とした対策は再インストール後に実行している。
アイドルタイムスキャンを停止してしまえば、それらの対策は無効になるのでここには挙げない。ただ一つ ライブアップデートの停止を試さなかったのは失敗だったと思っている。
訂正:ライブアップデートの停止を試さなかった――というのは私の勘違いだった。NIS のサイレントモードは試したので、結果的にはその時にライブアップデートの停止を実行していたことになる。
2015/01/03
- 参考にさせて頂いたサイトと使用したツールなど。
参考サイト:
Windows 8.1 リンク集 未分類 ディスク 100- Norton Community アイドルタイムスキャンが止まらない(リンク訂正 2015/01/03)
- モーグルとカバとパウダーの日記
- Super User Extremely high disk activity without any real usage
- その他多くのサイト(リンク先なし)
- ※ リストトップの【Windows 8.1 リンク集 未分類 ディスク 100】は既にリンク切れになっている。代替サーバーを検索してみたが、みつけることはできなかった2018/04/08)。
使用したツールなど
- タスクマネージャー(Windows に付属)
- リソースモニター(上に同じ)
- ドライブのエラーチェック(エクスプローラ標準機能)
- ディスクの再スキャン([ディスクの管理] の [操作] 。上と同じことかも知れないし chkdsk と scandisk の違いがあるかも知れない)
- Process Monitor(Windows Sysinternals TechCenter 無償 Windows トラブルシューティングツール集)
では最後にひとつグダグダを・・・。
ディスクに対する R/W が実際に発生していれば、その様子をリソースモニターの [ディスク活動のプロセス] で確認してプロセスを特定できる。
しかし今回は R/W がまったくない、または極めて少ないという状況で「アクティブな時間 100%」が解消されないという現象なので、リソースモニターは役に立たなかった。
なんとかディスクアクセスの詳細を知りたいと思い Process Monitor というツールを使ってみたが、PC が異常動作に入るとこのツールもフリーズしてしまうので、期待していた情報を得ることはできなかった。
上述のリストには入れてないが、最終的に NIS をアンインストールした後に、Process Monitor と同じダウンロード先から Process Explorer というツールをダウンロードしている。
実はワタシ、これと勘違いして Process Monitor をダウンロードしていたというオチがついてます!
Process Explorer はタスクマネージャーを高機能にしたようなツールでかなり期待できそうだが、まだ使い方をきちんと把握していない。これを使いこなせるようになったらもう一度チャレンジしても良いかな・・・と考えている。
Windows 8/8.1 そのものが怪しいという人がいると思えば、NIS がアカンという人もいる。
「NIS アカン」派の人達でも NIS の対策だけで切り抜けた人がいる一方で、Windows の対策を併用する必要に迫られた人もいる。
そうかと思えば、私と同じく NIS のアンインストールまで追い込まれた人もいるというアンバイだ。さて、こういう状況で私は一体どうすれば良いんだろうね?
ハードの故障やウィルス侵入などの事故があったという事でもないのに、ある条件下で PC が突然挙動不審(きょどうふしん)に陥る・・・なんてことはそう簡単に許容できることじゃない。このままで済ませるのはとっても面白くないのだ!