最初に TX16Wx で作成した音源と元になったベース(YAMAHA BBⅦ 全面改造モデル)の実音によるプレイを載せる。当たり前だけど、音源の方が音が良いしプレイもうまい!
作成した音源
ベース実音
先日は、記事を書いているさなかに PC がハングアップして画像を作成することができなかったので、今回少し画像を載せて再掲(さいけい)する。
それと言いたいことのポイントは、そこだけ読めば用事がすむように枠で囲むことにした。
まずは前回殴り書きしたところを、図入りにしてもう少し丁寧(ていねい)に書くところから始めてみる。
wav ファイルをマッパーにドラッグ/ドロップしても root は自動的に設定されない。root はスプリットの root 入力フィールド(マニュアルでは control と表記)に直接入力する。
この時 scale フィールドの値を Fixed から Normal に変更しておく。
グループの左端の [ + ボタン] をクリックすれば、グループの構成要素であるスプリットのリストを表示させることができる。
下図は wav ファイルをマッパーまでドラッグして鍵盤の F6 上にドロップした時の様子を示している。左図で鍵盤の上に伸びているオレンジ色のバーがスプリットだ。
クイックスタートガイドやマニュアルではドロップした所のキーで自動的に root が設定されるようなニュアンスで説明されているが、もしそうならばスプリットの真下にある F6 の鍵盤がハイライト表示されるはずだが、そうはなっていない。
結局私は右図の root 入力フィールドに直接入力して root を設定した。
root を設定する前に(後でも良い)左図の scale フィールドの値をデフォルトの Fixed から Normal に変更する。じゃないとスプリットの範囲内の鍵盤のピッチが全部同じになってしまい、全然スケールじゃなくなる。
root 入力フィールドはドラッグアップ/ダウンでも値を設定することができる。
次に前回の記事で書いたことの一部を再掲する。この記事の内容には不確実な点があるのでここで取り消して、その下のオレンジ色の枠囲いの内容に差し替えたい。
前回の記事の抜粋:
マッピングでは root の位置に注意する。いい加減にすると 1〜2 オクターブのずれが生じる。逆に言えばそういう目的、つまり高音から低音を作る時(逆も可)は root の位置を意図的にずらせば良い、ということになる。
PC が不調ということでなんの検証もせずに書き殴ったのが間違いだった。
また「いい加減にすると・・・」という言い回しをしているが、大事な設定をいい加減にする人はいないと思うので、非常に不適切な言葉づかいだった。腹立ちまぎれに不穏当(ふおんとう)な物言いをしたことを反省している。
上の方の囲みの部分はなんとなく息苦しい言い方になってしまったが、実例を見れば簡単に分かることを言っている。
下の図は F3 で録音した wav ファイルから作成されたスプリット(マウスカーソルのあるところ)を、F4 から E6 までの高音レンジに向けて広げた実例だ。
root をマッピング開始位置の F4 より 1 オクターブ下の F3、つまりスプリットの実音のピッチに合わせて設定していることに注意して頂きたい。
ではもし root をスプリットの開始位置の F4 に設定するとどうなるのだろう?・・・こうなるのだ ―― F4 の鍵盤を叩くと F3 のピッチで発音します!
これは F4 に限った話ではない。どのキーを root にしても、そこの鍵盤を叩くと必ず F3 で発音する。
図では左から順に E1、G2 そして F3 とスプリットの実音に合わせて root を設定している。中央の [YAMAHABBG1] というスプリットの実音は G1 ではなく、実際には G2 だ。G1 と名付けたのは私の勘違いによるものだ・・・ホント何やってんだか。
これは図解する必要はないだろう。設定済みの root は好きなように変えることができる。そうする理由がある時は便利な機能だと思う。
ただしグループが複数のスプリットで構成されている時は、各スプリットの root もそれに合わせて変えなければならないので注意が必要だ!