Google Chrome ってスリープ中でも元気なんだ・・・(*_*)。
PC に限って言えば、最近はさほど困った事も起きなくて安心の毎日だったが、それでもスリープ中のノート PC (Dynabook)がかなり熱くなっていてビックリ・・・ということが 2 回あった。
最初に気付いたのは 2 ヶ月くらい前で、次のが 3 週間ほど前のことだ。
「2 回だけ発生した」のじゃなくて、たまたま気付いたのが その 2 回だけ、ということのような気がしている。
年初にハードディスクが故障した時もかなり熱くなったことがあったので、一瞬いやな感じが脳裏(のうり)をよぎったが、今回はディスクじゃなくて CPU の使用率の方だった。
リソースモニターで調べてみると、両方とも nacl64.exe というファイルが CPU 使用率を引き上げていたことが分かった。下がその時のメモの内容だ。
nacl64.exe の CPU 使用率:
- 1回目・・・30%:スレッド数 2
- 2回目・・・16%:スレッド数 1
※リソースモニターによるデータ。
1 回目は他の作業をしながらの走り書きなので「1 の位」は不正確だ。
調べてみると、nacl64.exe は Google Chrome(Chrome) の実行ファイルの一種だということが分かった。そして nacl64.exe というファイルはディスク上のどこを探しても見当たらないということも、同時に分かった。
どうやらこのファイルは Chrome の拡張機能に関係するようなので、そっち方面の何かの実行ファイルの内部名(または別名:エイリアス)なのかも知れないが、今はそういう面倒な事に深入りするつもりはない。
何はともあれ、スリープ中は Chrome に静かにしていて欲しいので、惰性で続けていた今までの Dynabook の操作の習慣を次のように改めることにした。
スリープに入る前:
- Dynabook のカバーを閉じる前に Chrome を終了する。
- 無線マウスの電源を切ってからカバーを閉じる。
スリープ明け:
- Chrome を起動する。
- [CTRL ] + [ SHIFT ] + T ショートカットで「最近閉じたタブ」を復帰する。
- Chrome の余分なウインドウを閉じるか、または一つに統合する。
重要:
Chrome の設定で詳細設定を表示させ、[ システム ] の [ Google Chrome を閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する ] のチェックを外しておく。
これを忘れると Chrome を終了する意味がなくなる。
マウスを使っている場合は、スリープ前に何でも良いから「使用できない」状態にする。そうしないと、例えば猫が蹴っ飛ばしたりした時に、カバー閉じ状態でスリープが解除されることがある。
家でノート PC を使うのは今の Dynabook が初めてなのだが、無自覚のうちに会社勤めをしていたころの習慣を引きずって、Web ブラウザやアプリケーションを開いたままカバーを閉じる、なんてことをやっていた。
下の枠内は、まぁそんなこんなのの反省点のようなものだ。
古い経験が足を引っ張る:
スリープ中の PC では、システムもアプリケーションも仕事はしていないだろう、特にネットワークはほとんど休んでいるに違いない、という思い込みにとらわれていた。
先入観で足が止まる:
スリープ中の PC の動作を知るのは難しいだろうという、これはある意味まっとうな思い込みで、しばらくの間何もしなかった。
この思い込みは、ほんの 4 ~ 5 日前に Process Monitor が使えることに気付くまで続いた。
Process Monitor:
- Process Monitor(Windows Sysinternals TechCenter 無償 Windows トラブルシューティングツール集)
- 日本語化パッチ:さよならストレスのバージョン3.20
しかしあれだ。 Google Native Client だから NaCl って・・・ まんま塩化ナトリウムやんけ。
もしかして胡椒(こしょう:Pepper)や砂糖(Sugar)なんてのもあったりして・・・と思って検索してみたら、Pepper は本当にあったので驚いた。
しかも NaCl と同一平面で語られているときたよ。そんなに香辛料効かせてどうするんだろうね。
追記:
書き出しの部分で「作業中のノート PC」と書いてしばらく気付かずにいたが、それは間違いで、正しくは「スリープ中のノート PC」だ。Google 検索のキャッシュには間違えたままのっているので恥ずかしいが、ここでお詫びして訂正させて頂く。