私はフリーソフトで DTM をやる場合は、Domino などのシーケンサーで MIDI ファイルを作成し、それを Music Studio Producer(MSP)などの DAW で読み込んでから最終的にオーディオミックスダウンする、というやり方が標準なんだろうと思っていた。だから Cubase LE5 (Cubase) が使えるようになった時も、テストはその「標準的」な方法に従った。
テストはファイルの読み込みと再生を問題なくクリア、MSP ではできなかった外部インターフェイスのデバイス経由のミックスダウンでさえ、そのあまりの簡単さに拍子(ひょうし)抜けするくらいあっさりと実行できた。
ところがだ。何かがおかしい・・・あれ?ピッチベンドがまったく効いてないじゃありませんか!
良いことづくめで来たんだから不便なことの一つや二つは、まぁ仕方ないな・・・などと思いながら Cubase のキーエディターでベンド幅を手直ししていたら、突然「Domino で打ち込んだデータを Cubase でリアルタイムでチェックできれば楽なのに」という思いが浮かんだ。なるほど、やっぱり不便なことはイヤだったんだね・・・。
というワケで Domino から Cubase に MIDI データを流し込むという方法にチャレンジしたのだが、そのあたりのことは別ページ「Domino と Cubase LE5 の連携」の方にまとめてあるのでここでは触れない。
上記ページにはいかにもすんなりいったように書いているが、実際は錯誤だらけの試行だった・・・特に ASIO ドライバーの選定に関しては!
Domino と DAW の連携は、年期の入った Domino ユーザーにとって常識らしいということは、例えば次のような文章を読むまでまったく知らなかった。
Domino Ver 1.28(2008/01/31)MMCスレーブ機能を実装しました。
[環境設定]画面の[同期]から設定できます。
MTCマスターとMMCスレーブ機能を使えば、DAW等と双方向で同期が出来ると思います。
さて、ひょんなことから Cubase を手に入れて使ってみる気になったのだが、もし Cubase と Domino の MIDI インプット/アウトプット(I/O)の数が MSP と違いすぎることに気をとめていなかったら、もし MIDI Yoke の I/O が 8 チャンネルじゃなかったら、もし Cubase の日本語マニュアルの接続図を見返していなかったら、そしてもしピッチベンドに何も問題がなかったら・・・私は今頃どうしていただろう?
多分 MIDI ファイルを Cubase に読み込んで・・・という「標準的な」方法でやっていたと思うなホント。その気になって探せば、例えばこんな素敵な情報だってあるというのに。
こんな素敵な情報:DTM ハイパー初心者講座 Reaper のインストール
あっ、ピッチベンドの事忘れてた。今は Domino 側で設定できている。
ただそうは言っても Domino のツールで設定した数値で Cubase を鳴らしてもダメなことに変わりはない。よって Domino 側で数値を思いっきりあげる、ということでやっている。
ベンド幅の数値がどうして変わったのかという点についてはまだ調べていない。
音源が変わればあり得る、と書いてあるのをどこかのサイトで見たような気もするが、気のせいかも知れない。これはきちんと把握するつもりでいる。